ollamaを久しぶりにアップデートして使ったところ、UIがものすごく進化していて驚きました。
誰でも使えるアプリになったと実感しました。
難しいことは何も考えなくていい時代が来たと思うと、うれしい反面さみしさも感じています。
環境
Windows11Home
LLM ollama 0.11.8(前のバージョンを確認するのを忘れました)
※公式サイト Ollama
GPU RTX-4060(8GB)
使った感想
Ollamaのアップデートをして、起動させたところ、見慣れないウィンドウが表示されました。

ollamaが独自のUIを作成したようで、初期のChatGPTを彷彿とさせるシンプルなUIです。
テキストボックスに「こんにちわ」と入力すると、自動でモデルのダウンロードが始まりました。

私の環境では、GPT-OSS(20B)のダウンロードが始まりました。
GPUがRTX4060(8GB)ですので、まともに動作しないと思っていたのですが、思っていたよりちゃんと動いてくれます。
もっさり感はありますが、回数制限もありませんし、私は充分使えるレベルです。
回答に83秒かかっていますが、全然OKです。

もうコマンドプロンプトだの、dockerでWebUIだの言っている時代じゃないのかもしれません。
無料で制限なくガシガシ使える上、まともな回答をくれる、そんなAI。
こういうのが欲しかった!
変更点
とりあえずは次の点が大きな変化だと思います。
①コマンドプロンプト不要
②WebUI不要
③シンプルUIが自動で表示される(モデルもUIで選択できる)
④ウェブサーチも対応
プロンプトコンテキストサイズも、設定から変更できて、
4k~128K
になっています。
確認
今まで通りのレガシーなAPIも動作しているか確認しました。
# コマンドプロンプト
C:\ > curl localhost:11434
Ollama is running
# ollama searve は起動しています
# curl からAPIを叩いてみます
C:\ > curl http://localhost:11434/api/generate --json "{ \"model\": \"gpt-oss:20b\", \"prompt\": \"hello\" }"
{"model":"gpt-oss:20b","created_at":"2025-09-03T11:06:26.8621082Z","response":"","thinking":"User","done":false}
{"model":"gpt-oss:20b","created_at":"2025-09-03T11:06:26.9305275Z","response":"","thinking":" says","done":false}
{"model":"gpt-oss:20b","created_at":"2025-09-03T11:06:27.0004127Z","response":"","thinking":" \"","done":false}
:(中略)
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.3935336Z","response":" would","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4040634Z","response":" you","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4137045Z","response":" like","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4237872Z","response":" to","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4340589Z","response":" chat","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4443418Z","response":"?","done":false}
{"model":"llama3.2","created_at":"2025-09-03T11:03:19.4548793Z","response":"","done":true,"done_reason":"stop","context":[128006,9125,128007,271,38766,1303,33025,2696,25,6790,220,2366,18,271,128009,128006,882,128007,271,15339,128009,128006,78191,128007,271,9906,0,1102,596,6555,311,3449,499,13,2209,1070,2555,358,649,1520,499,449,11,477,1053,499,1093,311,6369,30],"total_duration":2569636000,"load_duration":2067429800,"prompt_eval_count":26,"prompt_eval_duration":228562800,"eval_count":26,"eval_duration":270449300}
# gpt-ossのthinkingが動作しており、gpt-ossが動作していることがわかります。
レガシーな方法でもollamaを呼び出すことができることを確認しました。
しかし、ローカル環境向けのAIサービスでも始めようとしない限り、もうコマンドプロンプトからollamaを呼び出すことはない気がします。
思ったこと
こうやって新しい技術が大衆化していくのですね。
AI大衆化時代の幕開けです。
大きな時代の転換地点にいると思うと、感慨深いですね。