K1CによるTPU出力について

3Dプリンタ関係

TPU難しいですね。一日がかりでやっと印刷することができました。
この体験は無駄ではないはずと信じたい!

環境

3Dプリンタ Crelity K1C
スライサ CrealityPrint6.2
フィラメント TPU(SainSmart 透明 95A 1.75 800g 3999円)
 ※とりあえず見つけた中で安いものを購入しました

やりたいこと

K1CでTPU製のスマホケースを出力したい

経過

 何度か失敗を繰り返しましたが、TPUを印刷する上で重要なことは
   TPUを乾燥させる(新品でも乾燥させた方がいいようです)
   温度設定が重要
だと思います。

●プロファイルの変更方法

初期状態ではTPUフィラメントが選択できません。
右上の設定アイコンからフィラメントを追加することができます。

フィラメントのプロファイル設定は、次の方法で変更できます。
基本的にはフィラメントに書かれている温度に設定するべきだと思います。

 いつも使用するフィラメントは、個別に登録してもいいですね。
 ノズル温度とベット温度あたりを確認すれば大丈夫だと思っています。(楽観)

●購入したフィラメント
 今回私が購入したフィラメント(sain smart)は、推奨温度が200~220度と書かれていました。
 プロファイルのノズル温度を220度に変更してから印刷したところ、一層目から目詰まりを起こしてしまい、全く印刷できませんでした。
 印刷→目詰まり→分解→設定変更 のPDCAサイクルをぐるぐる回し、ようやくGeneric-TPUの標準設定温度である「230度」に変更したところ、印刷することができました。
 今日一日かかって気づきました。

この温度に騙されました

●目詰まりフィラメントの形状(温度不足)
 目詰まりしたエクストルーダから取り出したフィラメントの形状は次の通りです。
 変に溶けている様子はなく、押し出し機からノズルまでは、ギアの跡がついて押し出せているのに、ギアの部分でフィラメントがぐにゃんとまがってしまい空転しています。

出力した作品

 ようやくTPU製のスマホケースができました。
 手触りも思っていたより柔らかくていい感じですが、フィラメントに全く腰がないので、PLA用のモデルだと携帯を固定する力が無く、スポーンと落ちてしまうのです。
 一回り小さいモデルに縮小して、携帯に着せるような形状にしないと使えないですね。
 もうしばらく試案します。

思ったこと

 何度も3Dプリンタを分解したおかげ(せい)で、プリンタの構造はなんとなくわかるようになりました。
 こういうのを積み重ねるのが一番力がつくと思うので、楽しみながら進めたいと思います。