グラボ付きのPCに買い換えました。
intelCPU(13世代、14世代)の不具合確認や、ベンチマークの結果、騒音確認、NVIDIA Canvasによる背景生成等を行いましたので、購入検討中の方は参考にしてください。
購入したPC
サイコムさんの「Radiant SDM3200B660(BTO)」にしました
モデル Radiant SDM3200B660
CPU : Intel Core i7-14700 [2.1GHz/20コア(Pコア8+Eコア12)28スレッド/UHD770/TDP65W]
MOTHER : Intel B660チップセット搭載マザーボード
MEMORY : 32GB[16GB*2枚] DDR4-3200
HDD/SSD : Crucial T500 CT1000T500SSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 1TB]
VGA : GeForce RTX4060 8GB MSI製GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC
POWER : ATX 500W [80PLUS Bronze]
OS : Microsoft(R) Windows11 Home (64bit) DSP版(標準)
価格 約24万円
筐体の大きさがロング缶のビール6本と同じくらいの大きさにもかかわらず、ちゃんとグラボが積める点が一押しポイントです。
さらにサイコムさんは、
静穏PCに力を入れている技術力のあるメーカー
納入先企業には官公庁や大手企業が名を連ねるお堅い会社
ということで、安心感があります。
なかなか購入に至れなかったのは、最近問題になっていたintel13,14世代CPUの不具合問題を受けて、CoreUltraにするか、14世代にするかで悩みすぎていたのです。(アップデート前にCPUが壊れたら困るし…)
ところがサイコムさんのサイトを確認したところ、
弊社では、該当BIOSリリース後に製造を行ったパソコンについては、
修正版のマイクロコード(0x129、または0x12b)が適用されたBIOSに更新の上、出荷をさせていただいております。
現在弊社で取り扱いしているすべてのマザーボードのBIOSが、
修正版のマイクロコード(0x129、または0x12b)適用済みとなっております。
とのこと。
今後購入するPCはパッチを当ててから出荷してもらえると聞き、安心して購入することができました。
グラフィックボードのGeForce RTX4060は、現在だとゲーミングパソコン業界ではミドルクラスの性能です。(自分調べ)
上を目指せばきりがないのですが、ゴリゴリにゲームをするわけではない一般ユーザが手を出しやすいコスパ重視の価格帯になります。
現在の市場価格だと
5~6万円程度
でした。
やったこと
CPUが損傷していないか確認
一番気になっていたCPUの不具合について確認しました。
Intel公式から、「インテル® プロセッサー診断ツール」が出ており、こちらを使うとCPUがすでに損傷していないか確認できるとのことでしたので、さっそくダウンロードして実行しました。
ダウンロードサイト インテル® プロセッサー診断ツール
対象のOS向けmsiファイルをダウンロードして実行すると、インストールが開始します。
インストールが終わると、デスクトップに次のようなアイコンができるので実行
アプリが勝手に調査をしてくれるので、1分くらい待っていると完了します。
左下に「PASS」と表示され、CPUに不具合が起きていないことが確認できました。(ホッと一息)
ベンチマーク結果
(新PC)Radiant (旧PC)Shuttle
さすが14世代ですね。
今まで使っていたShuttleも、事務仕事メインなら何の問題もなく使えるレベルだったのですが、ベンチマーク中の動作を見ていると、マルチスレッドの効果を体感できますね。
もう前のPCには戻れませんw
騒音測定
今まで使用していたShuttleも小型PCだったのですが、ものすごく静かだったので騒音測定を行い比較しました。
グラボはうるさいと聞いていたので、ベンチマーク中の高負荷状態で測定しました。
一般民家での測定ですので、値は参考程度です。(車が走ると音拾います)
〇測定方法
携帯電話の騒音測定アプリ「騒音測定器」(無料版)を使用
PCはベンチマーク中の高負荷状態
PCから約30センチ離した場所に携帯電話を配置して測定
約1分間測定し、平均値と最高値を取得
*1 部屋でルンバが掃除中に測定
平均値 | |
新PC(Radiant) | 39db |
旧PC(Shuttle) | 38db |
ルンバ *1 | 57db(寝ていられないレベル) |
新PCと旧PCはどちらもファンが回っているときの音ですが、気にならない程度の音でした。
旧PCの方が1db低いですが、体感的にはどちらも変わらない程度に聞こえます。(新PCのファンの方がやや高音、旧PCは低音)
ルンバの騒音は論外でした。一緒の部屋では寝ていられないくらいの音がなります。
Ollamaの性能チェック
さっそく新PCにollamaを入れて、chatしてみたところ、
「これが連邦のモビルスーツの力か」
とんでもなく早いです。
3倍以上の速度でollamaが回答を繰り出してきます。
今まで返答を待ちながらコーヒーを飲めていたのに、こちらに考える暇を与えてくれません。
しかし、言っていることはお馬鹿ちゃんでした。(あぁ可愛い)
※AIのWebUIも改行ができるように修正しました
このスペックならいろいろなモデルを入れて比較もできそうです。
ライセンス認証の警告が表示される
起動してからしばらく使っていたところ、Windowsのライセンス認証に警告が出ているのに気づきました。
サイコムさんが非正規Windowsを使うわけはなかろうと思い、インターネットでエラーコードを調べたところ、Windowsのプロダクトキーが入力されていないことが原因の様子。
プロダクトキーを探しているとPC本体にライセンスシールが貼られており、このプロダクトキーを入力したところ、警告は消えました。
後からPCに同封されていた説明書類を確認したところ、
※プロダクトキーはPC本体に貼付させて頂いております。
※ライセンス認証に関しては以下のサイトをご確認ください。
https://www.sycom.co.jp/faq/fdtl.php?qno=530
と書いてありました。
説明書を読まない私が悪いのですよ。
NVIDIA Canvasを使ってみた
前からやってみたかったんです。
AIを使って背景画像を作る「NVIDIA Canvas」をついに使ってみました。
ダウンロードサイト https://www.nvidia.com/ja-jp/studio/canvas/
このソフトを使用するためには、Nvidia製のチップが搭載されたグラボが必須です。
youtubeなどでAIPCの紹介を行っていると必ずと言っていいほど紹介されていますね。
「ベータ版をダウンロード」からアプリをダウンロードして、実行するだけです。
起動するとこのようになるので「STANDARD」を選択
とりあえず、左側のブラシを選び、「Material(質感)」から、「Dirt(土)」を選択します。
左のパレットに土を塗っていくと、どんどん画像ができてきます。
STYLEを変えると、雰囲気ががらっと変わります。
これは面白いですね。
オリジナルコンテンツの背景等に十分使えると思いますが、作成した画像を保存しようとするとうまくいきませんでした。
Beta版だから保存できないのでしょうか?ファイルは生成されるのに、ファイルサイズが0バイトとなっていました。
最後に
まだ、軽くしか触っていませんが、いろいろと楽しめそうです。
早くAIでいろいろやりたい!